40TH ANNIVERSARY INVITATION REPORT卒業40周年ご招待報告

2025年 卒業40周年 ご招待報告

36期 澤田克己

 40年ぶりに足を踏み入れた志木高の体育館。式次第にある通りきっかり1時間で終わった卒業式の会場から外に出ようとしながら、振り向いてステージを見やると懐かしさがこみあげてきました。余計な装飾は何もなく、ただ演壇の後ろに大きな福沢先生の肖像画だけがかけられています。それを見て、「あぁ、そうだった。ここだよ」という感情にとらわれたのです。

 私たちの頃は普通部、中等部からの内部進学者は毎年数人しかおらず、ほとんどがいわゆる「志木高外部」でした。入学式が行われたこの体育館は、私たちの多くにとって慶應義塾に迎えられた原点とも言える場所です。歌詞カードの助けを借りながらではあるものの、旧友たちと声を合わせて塾歌を歌うことで社中としての意識があらためて呼び起こされました。

 同期で集まった時に歌うのは「若き血」で、こちらはもちろん歌詞カードなどいりません。塾生、塾員にも「それ、わかる!」と言ってくださる方がそれなりにいるのではないかと思いますが、それでも儀式で塾歌を斉唱することの力は強い。同じ場所で、同じ時に、一つのメロディーに合わせて同じ歌詞を口にすることで作られる共同体意識の強さ、というものを改めて実感させられました。

 昨年は日曜日の卒業式だったようですが、今年は火曜日の3月24日。平日の午前中という悪条件ではありましたが、39人の同期が集まりました。校内での懇親会を終えた後、池袋のビアホールに場所を移しての二次会、その後に近所の焼鳥屋で三次会と、昼間から大いに盛り上がりました。高校時代の仲間との付き合いは、もうすぐ還暦という年齢を忘れさせてくれるようです。

 実は、私たちの代は卒業記念として校外でこんなイベントをやったよな、というのも思い出したのですが、他の幹事から「それは書くな」と言われたので自制しておきます。バブルの入り口にいた1986年らしく、高校生にはまったく似つかわしくない(と今では言われるであろう)ものでした。

 36期はフェイスブックのグループで連絡を取りながら、不定期に集まっています。卒業25周年で収穫祭に招待されたのを機に立ち上げたグループですが、そのことを知らない同期もいるかもしれません。興味のある方は<keioshiki36@gmail.com>にメールしてください。

 今回の卒業式への出席は、志木高で育んだ絆を再確認するよい機会となりました。ご招待いただき、ありがとうございました。