第61回枇杷の会(志木会OB句会)報告
2026.06.08
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61回枇杷の会(志木会OB句会)報告

去る531日、皇居東御苑で集合後各自吟行し、港区立生涯学習センターの和室で句会を行いました。

5月最後の日曜日でしたが、とても日射しの強い暑い一日でした。

皇居東御苑は21m2と広い敷地ですが、海外の観光客も多く賑わっていました。

特に二の丸庭園は様々な種類の花菖蒲が見頃で思わず足を止める人も多く、手入れも良く行き届いていました。

初参加は安藤寿さん、石川陽一郎さんの2名、三田たからさんは久しぶりの参加で、総勢17名の盛大なる句会となりました。

 

本井英先生にはいつもながら選句毎に丁寧に講評いただきました。

「似たような俳句があっても気にせず作句すること。詠んだ日時と場所が異なる。また時間の経過と共に

言葉の意味も変わってくる。季重なりはルール違反ではない。」等の貴重なアドバイスをいただきました。

 

<皆様の自薦句、順不同>

日焼けゆく真只中にわが腕         本井 英

一面や大奥跡の夏芝生           三田たから 

ヒジャーブもタンクトップもゐる薄暑    原 昌平

もてなしか威しかぐうと牛蛙        大塚 次郎

サングラス外してガイド熱弁す       中沢 夏樹

大楠と樫の彼方に五月晴          稲川 健一

石垣が古誘う夏の空            阿久津 誠

片陰に人座りこみ大手門          前北 かおる

梅の実や拾われることなく在るばかり    石川 陽

天守台深緑の先ビルの群れ         倉田 伸次

石垣に大火の跡や木下闇          工藤 恭輔

万緑を来て皇城のたたずまひ        小川 洋太

緑陰の石垣思いのほか温し         篠原 陽

浜茄子や花も実もあり棘もあり       原 文比古

大手門青鳩も列正しうす          丹羽 栄一

ベビーカー2台並びし木下闇        安藤 寿梁

濃紫薄紫や花菖蒲             湯浅 善兵衛

 

<英先生の御句>

短パンが日傘が出入り大手門

日焼けゆく真只中にわが腕

躑躅垣燠の暗さを咲きつらね

揺れかはしほどろほどろの茅花なる

たどり来て対岸となり牛蛙

躑躅垣を十薬の白挿し

 

若手の句仲間も徐々に増えてきて、今後も楽しみな句会となりました。

次回は1122日(日)に大磯鴫立庵に11時に集合し吟行を行います。

ぜひ多数の皆様のご参加をお待ちしております。

                            31期 湯浅善兵衛